COLUMN 2022.05.27

島の日常にある「なんかいいな」をお届けしたい

初めまして。
山下商店の通販担当、平川晴美です。
会社のみんなからは、はるちゃんと呼ばれています。そんな私は、2021年の春に夫婦で鹿児島本土から甑島に移住してきました。1年が過ぎ、ようやくここでの働きや、暮らしにも慣れてきました。

ご近所さんから「新しくきた子」から「ケンタ(社長)のとこの子」と認識してもらえるようになったり、同世代の誰かとごはんに行ったり。最近は、お休みの日にカヤックを教えてもらったりもして、少しずつ人の輪が広がってきている気がします。

私が担当している通販サイトもリニューアルして、約半年が過ぎました。島々の「おいしい風景」をお届けできる新しい商品を考えているのですが、いろんなことがぐるぐるになって迷走してしまいがちなわたし。そんな時、「はるちゃんがしたいのはこういうことでしょ・・・・・「そう!まさに!!」と、思考の整理を社長がニコリともせずに、無愛想にしてくれます(いつもありがとうございます)。

私が、お届けしたいのは、この島での日常。

甑島で暮らし、お店にいると見えてくるこの集落の当たり前の日常。
ご近所さんの顔がみんな分かること、住んですぐのわたしたちにもお裾分けを届けてくれること、誰かのお庭でお茶会が毎朝のように開かれていること。あのおばちゃんは「木綿小とUFOパン。」顔を見ただけで、買いたいものが分かること。道ですれちがうと挨拶が交わされること。

ここにあるなんでもないけれど、特別なもの。なんだかいいな、懐かしいなぁと心が落ち着くとき。箱を開いたとき、開く前からも、誰かに届けることを想像している時から、この島の温度を感じられるものになれたらいいなと思いながら、今日も商品をお届けしています。

夫婦で住み始めて約1年。

移住したからこそ気づける、当たり前じゃなかった日々の暮らしの当たり前。そんな商品をお届けできるよう、今日もここで生きています。

はるみ

書いた人

平川 晴美/ HARUMI Hirakawa

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