豆腐を配達し終わった下甑島の旅

島の食卓

2013年10月01日

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初日に豆腐を配達し終えて、船の時間まですることがないので?しかたなく下甑島の観光をすることになりました(笑)※初日の記事はコチラ(http://island-ecs.jp/food/715/

みてください、このすばらしい海を!ここは、遠くに鷹島を眺めることのできる下甑島の手打浜です。夏にはウミガメが産卵にやってくるそうですよ。今回は、そんな美しい海のすぐそばにある焼酎藏「吉永酒造」に、しかたなく、行ってきました。しかたなくですよ。しかたなく。全然、顔はにやけてませんからね!!!

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こちらの藏を代表する銘柄「甑州」読みかたは、そしゅう。先月の雑誌 食こそエンターテイメント dancyuで取り上げられ、まろやかなタイプ部門で堂々の1位を獲得されいます。ちなみに、上甑島の塩田酒造の代表銘柄「六代目百合」は、重厚なタイプ部門で1位・・・上甑島・下甑島。同じ甑島にそれぞれ1位に選ばれた焼酎とその酒藏があるなんて、島民の誇りです。

そんな甑州が・・・なんと、試飲できるんです。もちろん購入もOK!ちょうど今の時期は仕込みが始まった頃で、芋の香りがあちこちに漂っていました。そんな季節のにおいがある村って素敵です。

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さて、本日のコーヒータイムは、長浜港から徒歩5分の昔ながらの商店街?がある通りに面した「喫茶 山想」です。数々のアンティークとドライフラワーがいい雰囲気で、通いたくなります。コーヒーもおいしいですが、ここのランチも、とっても丁寧につくられていておいしかったです。

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長浜のまちを散策していると、「うちの船が帰ってきたかも」遠くから聞こえてくるエンジンの音を聞き分けて、船長の奥様がそう一言。私がいそいで港に向かうと、タカエビ漁から戻ってきた漁師さんたちと大漁のエビで小さな港が活気づいていました。

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手際よく仕分けする幸栄丸の船長タカヤさん。

久しぶりの再会でしたが、「お〜けんた〜、こっちこい」そういってもらえてなんだか、涙がでそうになりました。今日は大漁。「いつもは、4回網をいれるけど、今日は3回で戻ってきた。」「欲がないからねぇ〜」・・・

限られた海の資源。タカエビは、こしき海洋深層水が流れている深海375メートルの海域に生息しており、鹿児島県に20隻ほどしかないタカエビ漁船のうち、4隻がここ長浜漁協に在籍しています。

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下甑島で水揚げされるタカエビ(別称=薩摩甘エビ)は、山下商店にて絶賛販売中。生のまま刺身でも、素揚げしても抜群にうまい。島の宝です。山下商店より、全国発送も致します。

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獲れたてのタカエビ・・・私が物欲しそうな顔をしていたのか・・・その場でタカヤさんが殻をとって下さり、ぺろりといただいちゃいました・・・うん、最高っす!!!

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選別場のおばちゃんたちもせっせと仕分けしてパック詰めしていました。甑島には、ちゃんと男の仕事、女の仕事、この地で生きるモノひとりひとりに役割がありました。なんかいい。

食べもののおいしさを感じるときに、このひとたちの顔が浮かぶ。そんな食卓ってしあわせですね。

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この写真はなにかって?

タカエビ漁船4隻、それぞれの漁師さんたちからいただいたものです。・・・す、すごい量になりました。豆腐を配達し終わってあいた保冷ケースにそのまま網ですくってガバーーって・・・

本当に心にしみる下甑島の豆腐配達ツアーでした。

 

あ、ツアーになってる。

旅行?いえ、豆腐配達ツアーです。

 

今回もまた実りおおき、時間と出会い。甑島は本当に面白い島です。上甑島と下甑島に橋が繋がったらすぐに行き来できるのにね。みんなでそんな風にいいながら再会の約束をして上甑島に戻ります。

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サンバヨー(さようならの意)、

また会いましょう。

 

ヤマシタケンタ

ヤマシタケンタ

1985年鹿児島県上甑島生まれ。JRA日本中央競馬会競馬学校を中退したのち、キビナゴ漁船の乗組員を経て京都造形芸術大学環境デザイン学科地域デザインコース専攻。故郷をもっと好きになりたくて島に帰る。東シナ海の小さな島ブランド株式会社の代表取締役兼百姓を務める。

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