COLUMN 社長コラム 2022.12.27

在りたい未来は、自分たちで迎えにいく。

濃厚すぎる1年というか、11年だった(笑)

私も一つ歳を重ねて、今月で37歳になりました。創業から11年目のこの1年は、次の10年をどのように積み上げていきたいのかをよく考えさせられた1年となりました。新しい店舗のオープンこそありませんでしたが、それでも何やら土地を買ったり、新たな仲間を迎えたり、次なる事業に向けた改修や、新たな不動産の管理運営を始めたり、リスクを背負って未来への種を蒔いた時季でもありました。そのリスクとプレッシャーに毎日押し潰されそうな心境ですが、いつか誰かがなんとかしてくれるというような想いは、今の私にはありません。

在りたい未来は、自分たちで迎えにいく。

そんな風に、これからの時間と過ごし方について思い直しているところです。新型コロナウィルスの発生からおよそ3年が経過しました。会社経営においては、「経過しました」なんて、まったく軽はずみな他人事のような言葉ではなかったのですが、その間、多くの方々に支えられて2023年という新たな年を迎えられそうなところまでやってきました。本当にありがとうございます。

この3年間の経営はとても苦しかったけれど、不思議と心の中は落ち着いていました。それは、感謝すべき人たちの顔がしっかりと浮かび、そして、今何をすべきか。これが自分の真ん中に揺るがないものとしてあったからなんだと思います。

この苦しかった時期をいかに過ごしたかで、先の未来は大きく変わると信じてきました。事業を維持すること、日常を続けるということが、いかに簡単ではないか。その難しさも身をもって深く知りました。また、それらの何気ない「日常とは、誰かの日常によって支えられたもの」で、とても有難いことなんだと感じ、この尊い日々に感謝せずにはいられません。

今年も残すところあとわずかとなりました。

来年は、どんな1年になっていくことでしょうか。東シナ海の小さな島ブランド株式会社、そして島守株式会社からますます目が離せなくなる。そんなワクワクする未来に期待しながら、暮らしたくなる集落デザインカンパニーとして、一歩一歩前進して参ります。

どうかよいお年をお迎えください。

書いた人

山下 賢太

代表取締役

山下 賢太/ KENTA Yamashita

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