人が死ぬ前に後悔することは、挑戦しなかったことだという。
朝の散歩、変わらない日常を思いながら海を眺める。こどもたちは、まだ夢のなか。変わったものと言えば、台風で壊れた雨戸が、新しくなっていたことと、少し肌寒くなって長袖を今年はじめて着たこと。
ひと月、10日間だけしかいられなくなった、甑島。変わらないものと、変わりゆくものが同居してる。この村は、いつまでも原点だ。こどもたちの成長をそばで見れないのは、少しの寂しさは、あるものの、この有限な時間を、何に使命をもって生きるか。ふたりのこどもたちにとっても、ここでの暮らしと風景が、人生の原点になっていくこと。そして、いつかそれに支えられる日がくるのだろう。
14期目がはじまったisland companyは、現在、家族経営から「企業経営」へとシフトチェンジしていこうとしている。企業経営といっても、それは、家族経営のような、まるでひとつの「村」のような共同体のことで、まだ言語化できていない。
僕らは、50年先の島の未来も、風景も変えていく。たとえ人口が減り続けても、少子化や高齢化、あらゆる課題が山積しようとも、それらをまとめて背負って、新しい選択肢や懐かしい未来をつくっていこうとする気概だけはある。相変わらず、金はない(笑)
命を燃やして生きる。諦めの悪い大人が、たったひとりだとしても、ここにいる。目の前の価値観や、時間軸で測られたとしても今のわたしは何も怖くない。怖いのは、未来のこどもたちに挑戦しなかった時代のひと、会社、故郷だと揶揄されることだ。
人が、死ぬ前に後悔することは、「挑戦」しなかったことだという。いまを生きている全てのひと、日常の中で、小さな挑戦を一緒に続けよう。死ぬ時に、わたしは目いっぱい生きたぞと、感謝の気持ちをもってあの世にいけるように生きていく。
死んだ祖母のことば。「与えることのできるひと」を思い出す。わたしは、幼少期から40歳で死ぬ夢を何度か見てきたのですが、あと2年。この世界に遺すものは、できれば誰かの希望でありたい。とかいいながら、ゲラゲラ笑って生きていそうですが、
そのときは一緒に遊びましょう。
書いた人