求人情報 2023.06.25

【甑島求人】募集終了/甑島に暮らしてみる人

今回、island companyでは、12月から2024年3月までの期間限定で「甑島」に暮らしてみる人を募集しています。小さな島宿の管理人と、ときどきレストランやベーカリー等のお手伝いをしてくれるひと1名。滞在中の家賃は、月額1万円。水道光熱費は0円。さらには、月額4〜8万円程度の報酬もあります。資格や経験の有無は問いませんが、応募フォーム内の《応募の動機》が、参考基準の最重要項目となります。

東シナ海の小さな島ブランド株式会社(= island company )
陽が昇り、陽が沈むまで、自然と人と共に暮らす。働くというよりも、自然から与えられたものと、共に生きている。そんな言葉が似合う島です。ちょっぴり不器用だけれど、自分らしい生き方を目指す人が、ここには集まっています。休みの日は、海や山へ出かけたり、地域の伝統行事やスポーツ活動の担い手になったり、 集落の皆さんと一緒にお酒を飲み交わすことも一つの楽しみです。

https://island-ecs.jp/recruit/

こんにちは、FUJIYA HOSTELマネージャーの古賀愛深です。わたしは、旅行で甑島を訪れたのち、学生時代に期間限定の住み込み、インターンを経て、正社員となりました。そこで、島への移住経緯やisland companyらしいの働き方をご紹介できたらと思います。

甑島で過ごした時間

今から5年ほど前、大学生だったわたしは、鹿児島出身の友人に誘われて甑島へと向かいました。

電車、バス、そしてフェリーに揺られて辿りついた島は、同じ九州だとは思えないほどに、景色や言葉、食文化がまるで違っていて、そのすべてにこの土地独自のものがありました。

集落を歩いて出会う島人とのあいさつを交わしたり、おもしろいものを見つけては写真を撮ってみたり、目的地に向かう道を遠回りする時間さえもわくわくとした気持ちがとまりませんでした。

これまでの旅を思い返すと、ガイド本や観光マップで情報を集め、電車やバスの時刻表に気を配り、スケジュールを埋めていくようにあくせくと過ごしていました。詰め込んだスケジュールでいろんなところへ行くのも、それはそれで充実した時間を過ごせますが、旅行から帰るとぐったり・・なんてことがいつもでした。

ですが、甑島で過ごした時間は、忙しなく過ごす日常でいつのまにか抱えていたものを荷下ろしするような、飾っていたものを外していくような、そんな開放感がありました。

目の前に広がる大きな海原が、わたしたちの心をひらいてくれたのか、海岸に座ったわたしたちは、いつも以上にいろいろなことを語り合いました。

砂浜を見つければ、拾った流木を筆にしておおきな絵を描いてみたり、誰もいないことをいいことに歌ったり踊ったり。一刻一刻と変わりゆく夕焼け空をみつめて、「今って、ほんとに今しかないんだね〜」なんて、浅いのか深いのか、よくわからないことを呟いてみたり。

自分の気持ちに素直でいることを許してもらえるような、そんな心地よさがありました。

宿から徒歩20秒、夕焼けがうつくしい堤防沿いの道

帰る頃には、甑島のことが大好きになってしまい、もともと朝の船で帰る予定だった予定を急遽夕方の便に変更するほどでした。滞在中、足繁く通った商店のおばちゃんにお別れの挨拶を兼ねて、甑島での時間がとても楽しかったことを伝えるました。

すると、「ここに住んだらいいのよ」と、素っ気なく、なんでもないことかのように、そう返事が返ってきました。

ここに暮らすという選択肢もあるんだという小さな発見と「またここに帰ってきたいな」という気持ちを胸に、最終便に乗り込みました。

“期間限定”島暮らしのはじまり

それから約2年後、いくつもの偶然が重なり、FUJIYA HOSTELの管理人募集を知ることになったわたしは、大学の春休みを使って3ヶ月の期間限定の島暮らしをしてみることにしました。

いつの日かのまかないご飯

旅行で訪れた数日だけでは知り得なかったこともたくさんありました。自然とともに暮らしがあること。ここにあるもので生きていくこと。

もっとこの島のことを知りたい、ここで働いてみたい。

そう思ったわたしは、コロナ渦でのオンライン授業の恩恵と、所属していたゼミの教授の優しさに甘え、大学最後の1年間を甑島で働きながら過ごしました。(この場を借りて、在学中こんなわたしを笑いながら面倒をみてくださったS先生に感謝を伝えたいです。いつもありがとうございます。)

コロナ渦で、卒業式もほぼないようなもので、卒業証書は郵送で船に乗って送られ、郵便局のお兄さんから授与しました(笑)そうして、いろんな方々にお世話になりながら、無事に大学を卒業し、新卒としてisland company に入社しました。

島に暮らし、ここで働き、教わったこと

旅行者を迎え入れる立場になって、これまでのように頻繁に旅へ行くことは叶わなくなってしまいましたが、向こうから旅がやってくることも知りました。

離島巡りが好き、日常から少し離れたい、1日中釣りをして過ごしたい、人生を振り返る時間にしたい・・さまざまな気持ちで、この場を訪れる人々と過ごす時間はいつも特別です。”スタッフ”と”ゲスト”という立場を超えて、この島に惹かれたひとりとしてお話できる嬉しさもあり、ひとりの人間として学ぶこともたくさんありました。

また、島暮らしをしてみて、島民はひとり何役も担っていることも教えてもらいました。誰しもが、ちいさなコミュニティをまわしていく一員として、役割を掛け持ちしているのが島の日常。与えられる役目もありながらも、この規模感だからこそ、自分がやりたいことも手の届く範囲でやっていくこともできます。

“らしい” 働き方をつくっていく

わたし自身、FUJIYA HOSTELの運営がメインの仕事ではありますが、写真やデザインに興味があるので、店舗のメニューデザインをつくったり、訪れたゲストにお渡しするオリジナルマップをつくることもあります。また、甑島の観光振興部会の一員として、島民目線で甑島を伝えるフリーペーパー「KOSHIKI ZINE」の制作を担当し、島人のもとへ取材にいくこと日もあります。

ときどきは、island company運営の他店舗のスタッフとして入る日もあります。オソノベーカリーでパン焼きのお手伝いをしたり、山下商店の店番をしていたり、コシキテラスでホールスタッフをしていたり。一方、日頃ほかの事業をメインにしているスタッフが、FUJIYA HOSTELに入ることもあるので、お互い持ちつ持たれつの関係性。

スタッフの動きを店舗や事業部ごとに分断してしまわず、得意・興味が活かせるところは頼られたり、自分が苦手なことは得意なスタッフに頼ったり、ひとりじゃできないことは集まってやってみたり。ひとりひとり、自分の働き方をつくっていく。そんな働き方が island company らしさだな、とわたしは思います。

それでは、ご応募お待ちしています^^

採用プロセス
下記Googleフォームよりご応募ください

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSch0MOPalRYrUEIvt1pfktK6uE2goRCLo7-P35tdKEMMsNcvQ/viewform?fbclid=IwAR3kUJxWWYrKWK-c4hIwbdW3vZDRVbwz2dO_YYisCl8AMIw8eQiYgIZCjJo

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