お知らせ REPORT 2024.08.04

island company インターン奮闘記 #07

一週間の長さが日に日に短く感じる今日この頃です。甑島、8月に突入しました!

今週は上甑の夏祭りがあり、日中はコシキテラスの営業をし、そのまま夏祭りへ出店。甑島に来て、一番働いた日だったような気がします。

上甑の夏祭りは、島出身の私からすると信じられないくらい豪華で驚きました。島外からゲストを呼び、抽選会があって、祭りのラストには目の前の船着場から花火が上がります。一年に一回の祭りということで、いつもは仕事姿で会う島の人が嬉しそうにお酒を飲んで、祭りを楽しんでいる姿が印象的でした。

祭りの盛り上がりは地域の底力を表していると思います。

商工会青年部の方が花火を打ち上げる免許を取って自分たちで上げていることからも、何としても祭りを存続させていくという強い気持ちを感じました。私の生まれ育った中島は、各地区で盆踊りをやっていますが、出店はほとんどなく、ステージ企画などもありません。私自身ももう何年も参加していません。私はまだ上甑の夏祭りしか体験していませんが、甑島には他にも色々なお祭りがあると聞いて、まだまだ伝統や文化が続いているんだなと少し羨ましい気持ちになりました。

外での出店は、びっくりするほど暑かったし、久しぶりにこんな声を出したけれど、祭りが終わった後にみんなで売り上げを発表して頑張りを讃え合う時間は大人の青春でした。

インターン初日からずっと悩んでいた10月以降のこと。甑島に残るのか、岡山に戻るのか。

island companyで働けば働くほど、この会社のこれからの可能性や面白さと会社の現状からここに残りたいという気持ちは大きくなっていきました。「人がもっといればできるのに」という現状を見聞きする度に、自分がここでできること、その先に皆さんと見られる景色を想像すると、未知だけれどきっと想像を超える未来が待っているのだということは想像できました。そして、賢太さんのもとで仕事のやり方や社会の見方を学びたいという気持ちも強くあります。とにかく、island companyは自分がすごく成長でき、自分を生かせる環境だと確信しています。

しかし私は、予定通り4ヶ月のインターンを終えたら、岡山に戻ることを決めました。

たくさんたくさん悩んで、納得しきったというよりは自分が決めた期限(7月末)までに何とか結論を出しました。island companyへの強い気持ちはありつつ、一方で私は岡山が大好きで、岡山で関わっている人が大好きで、岡山でやっていることにわくわくしていて、長い人生の中でもう少しそこに自分の”今”という時間を使いたいと思いました。

先日友人に「かんなはどっちも(岡山もisland companyも)愛しているんだね」と言われました。その言葉がふっと自分の中に落ちて、私は岡山でやっていること・関わっている人、そしてisland companyという会社、メンバーの皆さん、どちらも大好きで愛しているからこそ、どちらかを選ぶことは苦渋の決断でした。こうやって自分にとって大事なものが増え、甑島にも岡山にも迎え入れてくれる人と環境があるということは、すごく悩ましいけれど、すごくすごく幸せで恵まれています。そして皆さんが受け入れてくれるのであれば、またここ(甑島)に戻ってきたい。そして心おきなく、この会社で働きたいと思っています。自分勝手な選択ではあるけれど、自分の人生は誰かが責任を取ってくれる訳ではなく、結局は自分で決断していくしかありません。周りの様々な状況を理由にせず、どう言われようといつか「かんなその道を選んで正解だったね」と周りにも言われるような選択に自分がしていきたいです。私のモットーでもありますが、正解を選ぶのではなく、選んだ方を自分で正解にしていきたいと強く強く心に決めました。

そして、期間が改めて決まったからこそ、残りの2ヵ月をより大切に過ごしたいです。「鹿児島離島文化経済圏」通称=リトラボの今年度の企画であるオンラインスクールの企画・スケジュール作成を任せてもらったので、初の私が主体で進める仕事として、圧倒的当事者意識を持っていいものを作っていきたいです。そして、自分の強みである言語化能力を磨くことに今一度力を入れ、日々の日記や週報に丁寧に取り組みます!自分の思考や創りたい未来をまざまざと他者に伝えることができたら、その分たくさんの人を巻き込むことができ、自分一人では到底できないような未来を実現することができます。

私はその旗振り役になっていきたいからこそ、自分の言葉を磨いていきます。

来週の週報もお楽しみに^^

岡田 栞那 プロフィール
愛媛県の沖合に浮かぶ人口約2000人の島「中島」の有機農家のもとに生まれ育ち、外国人技能実習生の受け入れに関わる中で現状の体制に課題感を持つ。現在は、「島全体として技能実習生を受け入れ、彼らを巻き込んだまちづくりの事業を立ち上げたい」というのが目標。2024年春の鹿児島離島文化経済圏主催の「離島を体感するかご島インターン」をきっかけに甑島へ。island companyが描いている未来を一緒に創りたい、もっとこの人たちが考えていることを知りたいと思い、2024年6月より4ヶ月のインターンをスタート。

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