お知らせ REPORT 2024.07.28

island company インターン奮闘記 #06

いよいよ世の中は夏休みに突入し、私がメインで入っているコシキテラスの忙しさも一気に増し、一日が終わる頃には完全燃焼の毎日。

インターンに来るまでは、社会人は一日8時間労働って言うけれど、私も大学の授業やバイトと両立しながら昼も夜も関係なく何かしらプロジェクトのMTGをしていたり作業していたりするから、社会人よりハードなんじゃないかと思っていたけれど、労働の濃度が圧倒的に違うし、自分だけでは完結しない責任感も大きいので、社会人、特に肉体労働をしている人すごいなぁとつくづく感じます。

今週は、とうふ屋さんの大豆バターの製造も行いました。

インターンに来た初日に製造の見学に来たのを思い出して、あれから約2カ月経ったのかとしみじみ。工房はクーラーがなく、とても暑くてサウナ状態。給食を作る時に使う大きな鍋で材料を煮詰め、一つ一つ手作業で瓶に詰めていきます。

本当の意味で、自分たちで作ったものを自分たちで売ってるんだなぁと感じました。

製造日の翌日からは、社長である賢太さんのピッチを見学に鹿児島本土へ。

鹿児島市に向かう前に、薩摩川内市役所へ補助事業に関する申請書の提出に同行しました。私が横で見ているだけでも申請書は複雑で細かくて、どこまでいってもこういう地道な仕事の積み重ねがあって、表舞台の仕事があるのだなと思いました。すっかり有名人の賢太さんは市役所の中でも色々な部署から声を掛けられていて、賢太さんや会社の存在が市の中でも大きいことを実感しました。

賢太さんが登壇したピッチは、JAPAN OPEN Innovation 2024の関連企画。鹿児島県内外の起業家やスタートアップを支援する企業や金融機関、行政の方々などおよそ70名が来ていて、甑島では感じられない空気感を感じました。賢太さんのピッチは、時間が3分だったこともあり、いつもに増して熱量MAXでした。

ピッチの登壇者10人は、アプリ開発や技術系の事業をやっている方が多く、正直なところisland companyは毛色が少し違うように感じましたが、だからこそ社会性と経済性を両立させ、100年先の未来を見据えているisland companyの存在をスタートアップ界隈の方々に知って頂けたことが、今回の何よりの成果だったのではないかと勝手に思っています。

今回、私は見学のインターン生という立場での参加だったので、自分が話せること(=相手が私に話を聞きたいこと)なんてないだろうと少し不安に思っていました。しかし、ネットワーキングの時間に声をかけてくださる方もいて、インターンのことや会社のことを聞いて下さってびっくりしたし、自分がここにいる意味みたいなものを感じられて純粋に嬉しかったです。アプローチの仕方や見てる世界は違えど、鹿児島を盛り上げていこうとしている皆さんは熱い方ばかりでした!

そして自分がこのような場を経験させてもらえたこと、現場が忙しい中にも関わらず出張に送り出して下さった会社の皆さんには本当に感謝です。

賢太さんは『関係性』や『信頼』をとても大切にしています。

以前、「何もなくても、顔をだす。何もないからこそ、声をかける。そんな積み重ねがあるから、何かあった時に『賢太のお願いなら』と話を聞いてくれる」と言っていて、そういう地道な日々の関係性づくりが、賢太さんやisland companyへの信頼や島の方の協力体制を作ってるのだと思います。私は、ついつい必要なことだけのコミュニケーションになってしまいますが、そんな丁寧な関係構築は時間がかかるけれど、“地域で何かをする”って結局そこだよなぁと。

7月もあと数日ですが、日々の学びを大切にしながら怒涛の夏休みを走り抜けていきます!!!

岡田 栞那 プロフィール
愛媛県の沖合に浮かぶ人口約2000人の島「中島」の有機農家のもとに生まれ育ち、外国人技能実習生の受け入れに関わる中で現状の体制に課題感を持つ。現在は、「島全体として技能実習生を受け入れ、彼らを巻き込んだまちづくりの事業を立ち上げたい」というのが目標。2024年春の鹿児島離島文化経済圏主催の「離島を体感するかご島インターン」をきっかけに甑島へ。island companyが描いている未来を一緒に創りたい、もっとこの人たちが考えていることを知りたいと思い、2024年6月より4ヶ月のインターンをスタート。

Share LINEでシェア