REPORT 2024.06.30

island company インターン奮闘記 #03

今週は、オフィシャルなisland companyや社長である賢太さんから見たisland companyだけでなく、社員さんや島の方と交流する中で、各々から見えている会社や島の姿を垣間見た一週間となりました。

出張の関係で島で稼働できるメンバーが少なく、私はFUJIYAやテラスを中心に一日に複数の拠点を移動しながらの仕事に。island companyらしい働き方だなぁとつくづく感じます。

メンバーが少ないからこそ、一人一人の存在が大きく、私も少なからずその一部にもうなっているのかも、と嬉しさと身の引き締まる思いになりました。

また、初めて一人でお客様のチェックイン/チェックアウト対応をしました。

お客様と宿の従業員という関係性ではあるけれど、業務的な会話だけではなく、私がインターンに来ている話を興味を持って聞いてくださり、「頑張ってくださいね」と嬉しい言葉も頂きました。このような“一人の人と人の関わり合い”を仕事の中でも大切にしていきたいし、そんな関わり合いをしているからこそ、FUJIYAは「〇〇さんに会いにまた来ます」と言ってもらえるような宿になっているのだと思います。

island compnayに関わるきっかけはそれぞれで、豆腐製造や山下商店を主に担当する銀さんは、福岡でばりばりアパレルの会社に勤めていた最中、賢太さんに呼ばれて「兄弟だから」と甑島にUターン。そのタイミングでの決断はすごいなぁと感服しつつも、私が同じ状況にいてもその決断は恐らくできません。

銀さんの話から、生まれ育った環境に自分の人生が大きく影響される“定め”のようなものを感じました。もちろん周りの環境に一切関係なく自分で一から自分のやりたいこと・一緒にいたい人を選択することもできるけれど、その選択をする上での価値観を醸成するものは結局自分が触れたきたものや見聞きしてきたもの。それは一種、自分の人生の選択肢が予め決められているということかもしれないけれど、それを“与えられてきたものの中で生きてる”と捉えるのではなく、“私が私として生まれたきた意味や背景を大切にする”と捉えられたらいいのかなと思います。それはisland companyが大事にしている島の文脈や歴史を紐解き、未来に繋いでいくフィロソフィーにどこか近しいものを感じました。

その上で、今の自分が選択した先で出会った人や経験を積み重ねていく中で自分の人生のオリジナリティを磨いていきたいと私は思います。

仕事以外の経験としては、島に来て初めて、島のご飯屋さんに連れて行って頂きました。

とてもフレンドリーなお店の方や島の方に歓迎していただいて、私の地元の中島と同じように自治会のしくみや仕事があること、甑島の“不便さ”の魅力に惹かれて移住してきたこと、色々な話ができて、これでまた少しだけ甑島人になれた気がします。こうやって島のお店や人と繋げてくださることで、「〇〇が連れてきた子」と覚えてもらえるし、次は1人で来ることもできます。外から島に来た人間にとってはこのような島と繋げてくれる人の存在が本当に有難いと思います。

そしていよいよ本格的に、地域デザイン事業部の仕事に関わり始めました。インターンが始まって2週間、ずっと自分の役割やisland companyでできることを模索していたので、自分がメインで関わりたいと思っていた地域デザイン事業部の中で、自分の視点やアイデアで貢献できる関わりしろを提案してもらい、とても嬉しいです。ここから、本当の意味で自分の力が試されると思うとプレッシャーもありますが、自分のアウトプットを評価され、フィードバックを浴びる中でどんどんレベルアップしていきたいです!

岡田 栞那 プロフィール
愛媛県の沖合に浮かぶ人口約2000人の島「中島」の有機農家のもとに生まれ育ち、外国人技能実習生の受け入れに関わる中で現状の体制に課題感を持つ。現在は、「島全体として技能実習生を受け入れ、彼らを巻き込んだまちづくりの事業を立ち上げたい」というのが目標。2024年春の鹿児島離島文化経済圏主催の「離島を体感するかご島インターン」をきっかけに甑島へ。island companyが描いている未来を一緒に創りたい、もっとこの人たちが考えていることを知りたいと思い、2024年6月より4ヶ月のインターンをスタート。

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