お知らせ REPORT 2024.06.22

island company インターン奮闘記 #02

今週は新しい現場に入り、island companyの新たな一面に触れる一週間となりました。

“宿泊業は清掃業だ”

FUJIYA女将の愛深さんが言っていた言葉を実感しながら、FUJIYA HOSTELとniclassの清掃やベットメイキングを。

個人的に掃除は得意ではないけれど、幼いころ誕生日やお盆に泊まりに行っていたホテルの真っ白なシーツやふかふかの布団、きれいな客室に心を躍らせていたことを思い出し、お客さんの目線に立って妥協せず丁寧に取り組むことができました。

夕食の時間には、調理のヘルプでカウンターに立ちながら、お客さんが料理や空間を楽しみ、他のお客さんとの交流が自然と生まれているのを見て、なんとも贅沢で幸せな気持ちになりました。こうやって自分の愛着のある場所で誰かをおもてなしできること、その反応がダイレクトで見られること、それが宿の女将の魅力なのかもしれません。

毎日やってることは同じかもしれないけれど、お客さんは毎日違って、それだけ物語があります。それをご一緒できることは本当に幸せなことだと思います。

自分が「楽しい・嬉しい・美味しい」ことも幸せだけれど、誰かの「楽しい・嬉しい・美味しい」を作ることができるのはまた違った喜びがあるなぁとつくづく感じました。

そして、島の集落を回って豆腐やパン、食料品などを販売する行商に同行。

甑島列島では集落が点在しているため、集落ごとに独自の雰囲気や文化があります。甑島に来て島の人と話す機会がまだほとんどなかったため、個性豊かな島の方とおしゃべりができて楽しかったし、少しだけ島に入り込めた気がして嬉しかったです。

おばちゃん・おじちゃんたちは買い物に来ているのか、それとも、おしゃべりに来ているのかというくらい、娘が帰ってきた話や妹さんが入院している話など色々な話をしてくれます。前者だけでなく後者も地域の中で行商が重要な役割を担っている気がしました。商店がない集落もあり、私たちが到着すると既に待っているおばちゃんたちも少なくなく、本当に島の人に必要とされてるんだなということを感じました。

朝5時に起きて豆腐製造の見学にも行きました。

できたての豆腐や豆乳は絶品で、こんなできたてを食べられる島の人が羨ましいです。更に、その日の朝作った豆腐をFUJIYAの朝食で提供しています。個人的には、こんなに島のものを食事に使えるということが驚きでした。それだけ島の中に産業があるということ。それらが地域の中で回っていること。それは島の豊かさを表しているのではないでしょうか。

2週間ほど経つと、会社全体の動きや働き方が少しずつ見えてきました。

island companyの仕事は専属ではなく、部署を横断しながらみんながお互いの仕事をヘルプし合っています。その良し悪しはあれど、そうやって多種多様な仕事を経験する中で自分の適材適所を見つけることができると思います。与えられた一つの場所で最大限のパフォーマンスを発揮することも必要だと思うけれど、個人が多様な仕事を経験する中で自分の役割や強みを探求する環境に私は自分の身を置きたいです。

私事ではありますが、6月17日に21歳の誕生日を迎え、皆さんにサプライズでお祝いをして頂きました!

一年前の誕生日にはまさか甑島で21歳の誕生日を迎えるとは思っていなかったので、人生どう転ぶか分からないからこそ、今自分がここにいること、そのご縁を大切にしていきたいです。

毎日自分が受け取ることばかりで、そこに対しての気づきや考えはありつつも、アウトプットすることがほとんどなく、ふと自分はここで何がしたいんだっけ?と。

日々の学びや経験を点から線に変え、ここからどんどんアウトプットもしていきます!

岡田 栞那 プロフィール
愛媛県の沖合に浮かぶ人口約2000人の島「中島」の有機農家のもとに生まれ育ち、外国人技能実習生の受け入れに関わる中で現状の体制に課題感を持つ。現在は、「島全体として技能実習生を受け入れ、彼らを巻き込んだまちづくりの事業を立ち上げたい」というのが目標。2024年春の鹿児島離島文化経済圏主催の「離島を体感するかご島インターン」をきっかけに甑島へ。island companyが描いている未来を一緒に創りたい、もっとこの人たちが考えていることを知りたいと思い、2024年6月より4ヶ月のインターンをスタート。

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