お知らせ REPORT 2023.03.13

かご島インターン in 上甑島 レポート

次世代の離島人材の育成と交流を目的に、リトラボでは、離島を体感する『かご島インターン』を初開催。今年度は、株式会社ヒラミネ(薩摩川内市・上甑島)と、株式会社いおう(三島村・硫黄島)の2社が受け入れ企業となりました。「離島」というと、たくさんの課題や問題の方に着目してしまいがちですが、鹿児島離島文化経済圏=リトラボでは、離島の「可能性」にフォーカスし、その挑戦の種と関わりしろを育てていくプラットフォームとコミュニティ形成を目指して活動しています。

離島を体感する『かご島インターン』
期間:2023年3月1日ー3月4日
玉石垣の集落で島アロエに関する農作業と神が宿る奇岩断崖の島暮らし体験
受入企業:株式会社ヒラミネ

上甑島(かみこしきじま)では、『アロエ事業に関する作業・暮らしと仕事が繋がっている島暮らし体験』ができるインターンシップを実施。参加者はスズキサヤカさんとヤマグチセイさんのお2人。どちらも離島での取り組みに興味をもったと言います。それぞれ「農産品として活用に至った経緯や、ビジネスを持続可能に回すための工夫を学びたい(スズキさん)」「売り手としてただ商品を販売するのではなく、島でのものづくりに携わってみたい(ヤマグチさん)」と、今回のインターンシップに応募してくださいました。

暮らしと仕事、そして一人ひとりが繋がっていることを体感する3泊4日となりました。

株式会社ヒラミネのアロエ事業
2014年:アロエ栽培を開始
2020年:様々な商品開発を経て、「ヒラミネの木立甘酢」が誕生
現在:キダチアロエ・アロエベラの2種類のアロエを育て、商品に活用
-アロエ事業は、社長とオガワさんのお2人で取り組まれています-

アロエは甑島にとって、医療が十分に受けられないという環境の中で、薬の代わりとしても使われてきました。また、集落の石垣に植えられ、強い海風から集落の家々を守ってきた役割もあります。今でも、2日酔いのおじちゃんがそのままかじったり、虫刺されの時に使われたりもしています。集落の家々にあるアロエを活かせないかとはじまったアロエ事業。今回のインターンでは、商品の包装作業や、島内企業への納品同行。畑での除草作業など体験しました。

どんな体験となりましたか


ヤマグチさん
仕事で甑島を訪れたことがあり、「新しいものを取り入れるのではなく、島にあるもの活かして、その中で何ができるのかという街づくりのありかたに憧れた」という、ヤマグチさん。
インターンを通して、「仕事が暮らしにつながっている(お金をもらって食べられるとかではなく)ということを感じました。今は、仕事と暮らしのバランスをとるのが難しいと感じているからかもしれませんね。すれ違う人と挨拶があったり、日常の中に自然がある。この環境にとてもリラックスできました。」と。ここでの生き方に居心地の良さを感じてもらえたようです。

スズキさん
「横浜生まれ、東京育ちで祖父母の家も首都圏のため、本当に田舎に縁がなかった。行ったことがないからこそ、ずっと田舎に憧れがあって、大学の間にいろんな地方に足を運んでみたら『こっちの方が肌が合うな』って感じました。」そう話すスズキさんは、硫黄島の知人を経由で来島されたことがきっかけとなり、今回のインターンに参加されました。
ヒラミネで働いたことでみんなが知り合いということを感じた言います。「お互いの仕事が見えている感じ。副業みたいに朝は漁師さん、その後土木作業をされている方もいてそれが新鮮で、1人がやる役割が複数あって、役割が固定化しないのがいいな」と。
お昼休憩は海でゆっくり過ごすなどして、甑島で働くことを楽しんでもらえたように感じます。


3泊4日の島暮らしを通して、甑島で働くことや移住を検討している方にアドバイスするとしたら

いろんな人(地元の方や、移住してきた方など)にどう生きてきたのかを聞いてみると◎
直接会いに来れたらもちろんですが、SNSなどでもコンタクトは取れると思うので、自分の生活と合わせて想像してみてほしいです。

とりあえず来てみるのもアリなのでは
移住前提で来島するのではなく、のんびりしてみようという気持ちなどで何度か来島してみて。ビジョンが合えば段階踏んで決断していけたらといいんじゃないかなと思いました。この島の温度感などあると感じたので、短期的でもやってみるといいかも。

受け入れてみてどうでしたか

ご自身も移住者であるオガワさん。今回の受入で、自分の方がもらえるものが多かったと話してくれました。「田舎に価値を見出してるお2人だったから、改めて島の良さを感じました。インターン以外の時間も、島の人たちと交流したり自分たちで楽しんでいて、いい時間を過ごしてもらえたようでよかったです。これからも短期期的な受入をしていけたらと思っています」

ヒラミネで働くことが気になった方はこちらの記事もぜひご覧ください

3泊4日の短いインターンではありましたが、「甑島で暮らし働くこと」を感じてもらえたのではないかと嬉しく思いました。滞在先や、住居がないなど移住へのハードルが低くない甑島ではありますが、島内企業間でのインターン受け入れなどを重ねて、暮らしの想像ができたり、移住の前に人間関係が作れるきっかけを作ることができると楽しそうだな、、、とこれからの展望が膨らむそんな機会となりました。

今後も「挑戦が生まれる海域をつくる、」鹿児島離島文化経済圏を応援・共創してくださる法人会員(リトラボパートナー)、個人会員(リトラボサポーター)も、以下のURLにて引き続き募集しています。よろしくお願いします。

▼ 参加登録フォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5ss9176iFjzjJT1IoC494qb5FFLBeEJRd_YahIuYBQj7HLg/viewform?fbclid=IwAR0_dbTQ294Z1vC3iEvrRqLPEEjSOeAO6eb5SPzoqY0wAhRXwN6dvtqjXdw

硫黄島でのインターンレポート記事はこちら
人口120人の硫黄島でみしま椿に関する農作業と火山と生きる島暮らし体験



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