あり溢れた日常

島に生きるひと

0200年06月04日

佐世保から鹿児島に戻ってきました。

これから、電車に揺られ、夕方のフェリーで甑島に帰ろうと思います。佐世保には、豆腐屋に行くために足を運びました。先日は行った、宮崎県の椎葉村や佐賀県の唐津市など。

島で豆腐屋をしたい!

なぜ、そう思うようになったのか実は自分でもあんまり分からないでいます。だから、その答えを探すように今こうして行脚してる感じなのかな。今回、そのことを少しだけ感じられる旅になりました。

先日のブログにも書いた、アコウの木のこと。くらしの真ん中をつくるってことに、ぼくは近づきたいと思っているのかもしれない。島に夕陽がさす時、どこからともなくアコウの木の下に集まっていたあの頃のように、ここへきて欲しい。

今日はよか天気やな〜!とか、どこのこどもね〜?とか、昨日の豆腐おいしかったよ〜!とか、そんなありふれていて、さもすれば気がつかないような。それでいて、特別だと思えてしまうようなふつうの毎日をつくっていきたいと思うと、こころとカラダがドキドキしてくる。

誰かの日常のひとときになるって、たぶん凄いことだ。

この島や島に生きるぼくたちが一度失ったもの、壊れてしまったもの、離れていった心と、それらを繋ぐためのありふれた日常を取り戻していくことは容易ではない。だけれど、自分自身にできるやり方で、まずは信じて進めてみようと思う。失敗も、成功も、反省も、後悔だってやらなきゃできない。それに自分の人生を生きるのは、これが初めて。そう思ったら、自分や、この島の過去や過ちみたいなものも、ほんの少しだけ許していけるような気がした。

ヤマシタケンタ

ヤマシタケンタ

1985年鹿児島県上甑島生まれ。JRA日本中央競馬会競馬学校を中退したのち、キビナゴ漁船の乗組員を経て京都造形芸術大学環境デザイン学科地域デザインコース専攻。故郷をもっと好きになりたくて島に帰る。東シナ海の小さな島ブランド株式会社の代表取締役兼百姓を務める。

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