島に生きるひと #01 島米

甑島の雄大な自然と太陽の恵みをたっぷり受けて大切に育てられた島米。島米は「シマゴメ」と読みます。最近ようやくこの読み方が定着してきたものの、以前は「トウマイ」「シママイ」、時には「ケンタマイ」なんて呼ばれることもありました。

島米は、農作業を手伝ってくれる家族や親戚、友人たちやパッケージデザイン・WEB制作に関わっていただいている本土側の仲間や有志の方々など、多くの人々に支えられてできたお米です。

島米には、たくさんの人の甑島への想いがギュッと詰まっています。

甑島の田植えは、早期米だと3月中旬ごろから4月上旬に始まります。この時期は風も水も凍えるような冷たさ。それでも一つひとつ丁寧に植えていきます。農薬はほんの少しだけ。その代わり、有機肥料をたっぷり使うのがこだわりです。減農薬での栽培は雑草もたくさん生えるので、収穫まで雑草と格闘する日々が続きます。

収穫は、早いもので7月下旬から8月中旬ごろ。家族や親戚、友人たちとともに額に汗して収穫します。暑いけれど、お昼の休憩にみんなで車座になって冷たい麦茶を飲んだりおにぎりを食べたりするのが何よりの楽しみ。

島米は元々、耕作放棄地の解消や保全のための地域活性プロジェクトとして始まった貴重なお米です。島米が持つ価値はもちろん大切ですが、米づくりのプロセスそのものがここで暮らす人々の日常を支えていることも常に意識しています。

ほかほかの白ご飯とダシの効いたお味噌汁、ふっくらした魚の干物においしいお漬物。そんな毎朝の何気ない食卓から、甑島の風景やこの島で生きる人々の笑顔が想像できるお米を育てたい。これこそが生産者の顔が見える地域農業であり、島米プロジェクトの目指す理想でもあります。

土のこと、太陽のこと、種のこと、微生物のこと、野生動物のこと、時には人間関係のこと…甑島の一百姓として色々なことを学びながらこれからもお客様と甑島の人々にとびきりの笑顔とおいしさを届けます。

山下 賢太

島に生きるひと #01

profile
山下 賢太
東シナ海の小さな島ブランド株式会社
百姓+代表取締役
上甑島(旧 里村)出身
京都造形芸術大学 環境デザイン学科卒
自分の故郷を好きになりたくて島に帰る。
農業をする傍ら、おいしい風景をつくる会社を起業。

台風に備えて8月には収穫が始まる
台風に備えて8月には収穫が始まる

島風と太陽の恩恵を受けた掛け干し米
島風と太陽の恩恵を受けた掛け干し米

収穫の合間、自然と笑みがこぼれます
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甑島の実りある日常
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甑島のおいしい風景をつくる「島米」

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