コシキテラス開店までのながーーーーーーーーーーーーい道のりを3分で。

おいしい風景

2016年04月21日

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平成の大合併以降、甑島列島の港の再編も進んでいる。

上甑島の中甑港にもフェリーや高速船などの定期船が入港しなくなり、刻々と時間だけがいたずらに過ぎてきた。かつては、にぎわったこの港も今では寂しくわたしの足音だけが響いている。

なんとかしたい。

その想いだけがずっと頭の中をぐるぐるぐるぐるぐるぐると、巡る。

何度も何度も足をはこんだ。

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近隣住民のアンケートでは、この場への関心度も高く、地域のための利活用を望む声も大きかった。でも、それをやるには、あまりにもリスクが大きすぎるような気がした。この町(旧上甑村)は、鹿児島県の離島でナンバーワンの高齢化率をいく町だからだ。

市は、公募したが、提案者がいなかった。

それを聞いて、自分の中にあるスイッチが静かにおされた。

バカだなぁ・・・自分でもそう思った。

しらんふりしとけばいいのに。

気がつけば、衝動に突き動かされてデザイン監修者の砂田さんに連絡して、中甑港利活用検討委員会へ足を運び、想いの丈をつたえていた。なんのためにやるの?ケンタはなにがしたいの?やめられるなら、いまからでも遅くないからやめとけ。色々と地域の先輩方には言われまくったが(笑)、ただただ、甑島の可能性に挑戦したい。この上甑町に生まれるこどもたちが、自分の故郷をまっすぐに想えるように。そんなキレイゴトを振りかざして、足りない自分を騙しながらやってきた。

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すこしずつですが、水面下でゆっくりと前に進んだ。

すこしでも地域の皆さんの意見を聞いてまわりたくて、突然家を訪問したり、ワークショップをほぼ手弁当で開催したり。市役所をはじめとする地域の有志の皆さんにもお集りいただいて、ときどき意見交換。

でも、公共施設ということもあり、これまでも公共事業の進め方もあってか、建物の工事がさきに始まり「どうせ、もう中身は決まってるんでしょ?」「そんなものに参加しても、何の意見も通らない」「いくだけ無駄」

参加していただけない方々から、いろんな声をいただきました。でもこれも全部、有り難く受け止めてきました。飲食事業と、物販事業をするという大きな方向性だけは決まっていたものの、それ以外のことはなにもきまっていないなかで、わりとキビシメの意見を間接的に投げられて(笑)

本当になにも決まってなかったにも関わらず。

クダラナイト決めつけられて。
誰よりも、私が一番不安でした。
そりゃそうでしょ。

前例のないことですし。手探りでしたし。予算ないし。でも、批判も心配の声も、このまちの未来に大切なシゴトだからあるんだって、自分に言い聞かせて。

あぁ〜〜〜〜でもまた借金だ。

つづく(3分のはずが、5分?)

ヤマシタケンタ

ヤマシタケンタ

1985年鹿児島県上甑島生まれ。JRA日本中央競馬会競馬学校を中退したのち、キビナゴ漁船の乗組員を経て京都造形芸術大学環境デザイン学科地域デザインコース専攻。故郷をもっと好きになりたくて島に帰る。東シナ海の小さな島ブランド株式会社の代表取締役兼百姓を務める。

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